「一心寺の永代供養は費用がいくら?」と気になっていませんか。
大阪・天王寺の一心寺は「お骨佛(こつぼとけ)の寺」として知られ、宗派を問わず納骨できます。
この記事では納骨冥加料と永代供養冥加料の内訳、受入れ制限、申込みの流れまでまとめました。
有名なお寺だから、かえって費用が高そうで不安です…。
じつは合計22万円ほどから。
一つずつ見ていけば大丈夫ですよ。
結論|一心寺の永代供養の費用はいくら?
一心寺の費用は「納骨冥加料2〜5万円」+「永代供養冥加料20万円〜」で、合計22万円ほどからが目安です。
ただし2021年から受入れ制限があり、墓じまい後(改葬)の遺骨や大きな骨壺は納められません。
条件に合わない場合は、全国対応の永代供養サービスで代わりの供養先を探すのが近道です。

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一心寺は「お墓を建てる」のではなく、納められた遺骨をまとめてお骨佛(阿弥陀如来像)にする独特の供養先です。
そのぶん費用も一般的な永代供養墓とは考え方が少し違います。
「冥加料(みょうがりょう)」って、いわゆる料金とは違うんですか?
はい。
冥加料は本来「お寺へのお礼」にあたるもの。
ただ金額の目安は決まっているので、実質的な費用として考えて差し支えありません。
一心寺とは?「お骨佛の寺」として親しまれる理由
費用の話に入る前に、一心寺がどんなお寺なのかを押さえておくと、料金の意味も理解しやすくなります。
納められた遺骨で仏像を造る「お骨佛」
一心寺最大の特徴は、10年分の遺骨をまとめて阿弥陀如来像(お骨佛)を造立すること。
明治20年に第1体が造られて以来続く供養法で、次のお骨佛は令和9(2027)年に開眼される予定です。
故人は多くの参拝者に拝まれる仏様の一部となり、お寺がその後も供養を続けてくれます。
「自分の代でお墓を継ぐ人がいない」という方に選ばれてきました。
仏様の一部になると考えると、なんだか心が温かくなりますね。
宗派を問わず納骨できる
一心寺は浄土宗のお寺ですが、宗派を問わず納骨を受け付けています(一部宗派を除く)。
檀家になる必要もないため、はじめての方でも申し込みやすいのが魅力です。
平成17年には、その信仰習俗が大阪市の無形民俗文化財にも指定されています。
「年に一度はお参りに来よう」という声が示すように、納骨後も足を運びやすい立地と雰囲気が支持されています。
天王寺駅から徒歩約8分とアクセスも良好です。
お参りに通いやすいかどうかは、長い目で見るととても大事なポイントですね。
一心寺の永代供養・納骨にかかる費用の内訳
ここからが本題です。
一心寺の費用は大きく「納骨冥加料」と「永代供養冥加料」の2つに分かれます。
それぞれを合わせた金額が、実際に必要な費用になります。
| 費用の種類 | 金額の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 納骨冥加料 | 2万円・3万円・5万円 | お骨佛として納骨するための費用 |
| 永代供養冥加料 | 20万円〜 | 33年間の年忌供養(永代祠堂)を付ける費用 |
| 合計の目安 | 22万円〜 | 納骨のみなら2〜5万円から |
※上記は2022年4月1日に改定された金額です。
納骨だけであれば2〜5万円から、永代供養まで含めると22万円ほどからが目安になります。
2つの冥加料を足すのを忘れると、あとで予算が足りなくなりそうですね。
納骨冥加料は「2万円・3万円・5万円」から選ぶ
納骨冥加料は2万円・3万円・5万円の3段階から、気持ちに合わせて選ぶ形です。
お骨佛として合祀されるため、個別の墓石を建てる費用はかかりません。
納骨だけでもお骨佛の一部として手厚く供養されますが、「年忌の供養もお願いしたい」という場合は次の永代供養冥加料を加えます。
金額を3段階から選べるのは、家計の事情に合わせやすくてありがたいです。
永代供養冥加料(永代祠堂)は20万円から
永代祠堂(えいたいしどう)は一心寺の永代供養にあたるもので、冥加料は20万円からです。
申し込むと33年間、年忌のご案内が届き、ご命日に参詣がない場合はお寺が代わりに回向(えこう=供養の読経)をしてくれます。
34年目以降は案内が止まります。
33年も供養していただけるなら、遠方に住む家族も安心できそうです。
おせがき・法要の冥加料(参考)
一心寺では年中無休で「おせがき」という供養(餓鬼道に苦しむ霊への施しが先祖に巡るという仏事)も行われています。
おせがき冥加料は1霊あたり500円〜1万円、年忌法要は1千円〜1万円が目安です。
納骨後の供養を考えるときの参考にしてください。
節目ごとにおまいりできる場があると、気持ちの区切りにもなりますね。
納骨したあとも、こうしておまいりを続けられるのは安心しますね。
【要注意】一心寺の納骨「受入れ制限」5つの条件
費用と同じくらい大切なのが、2021年(令和3年)から始まった受入れ制限です。
条件を満たさないと、費用を用意していても納骨できません。
お骨佛の元になる遺骨が急増し、造立が難しくなったための措置です。
費用より先に、まず「納められるかどうか」を確かめるのが大切なんですね。
- 小骨壺のみ(直径9cm以下・蓋を含め高さ11cm以下)であること
- 1霊につき1壺のみであること
- 胴骨・全骨ではないこと
- 改葬(墓じまい後)の遺骨ではないこと
- 火葬許可証・火葬済証明書・分骨証明書のいずれか原本があること
郵送・宅急便による納骨も受け付けていません。
また、納められた遺骨はお骨佛造立の準備に入るため、あとから返却はできません。
この点も理解したうえで申し込みましょう。
納骨後、ただちにお骨佛さま造立の準備をいたしますので、納められたお骨はお返しできません。
一心寺 公式サイト(納骨とお骨佛)
「いったん納めたら戻せない」という前提は、家族ともよく話し合っておきたいところです。
気持ちの整理がついてから動くと後悔がありません。
うちはお墓を片付けてから持っていこうと思っていたのですが…。
それは要注意です。
墓じまい後の遺骨は受け入れ対象外なので、別の供養先を考える必要があります。
改葬(墓じまい後)の遺骨は受け入れ不可
役所で改葬の許可を得ていても、一心寺では受け入れられません。
改葬受け入れ証明の発行もできないため、墓じまいをして遺骨を移したい方は、後半で紹介する全国対応の永代供養サービスを利用するのが現実的です。
許可を取っても受け入れてもらえないとは、知らずに進めるところでした…。
骨壺が大きい場合は「粉骨」という選択肢
まだ埋葬していない遺骨であれば、粉骨(ふんこつ=遺骨をパウダー状にする)で小骨壺に収めれば納骨できる場合があります。
ただし改葬後の遺骨は粉骨しても受け入れ不可なので、順番に注意してください。
「まだ埋葬していない遺骨かどうか」が分かれ目になるんですね。
「先祖代々のお墓を片付けて、その遺骨を一心寺へ」というケースは改葬にあたり、受け入れできません。この場合は永代供養サービスで新しい供養先を探しましょう。
一心寺に納骨・永代供養する申込みの流れ
受入れ条件を満たしていれば、申込みはとてもシンプルです。
予約は不要で、当日受付順に進みます。
開門は朝9時から夕方4時まで、納骨堂は土日が定休なので平日に訪れましょう。
受付・念佛堂へ向かう
山門を入って右手の受付・念佛堂へ。
総合案内所にある申込用紙に記入します。
書類を提出して受付
火葬許可証など証明書の原本を提出。
経木・塔婆に法名(戒名)を書いてもらい、冥加料を納めます。
本堂でおつとめ
経木・塔婆を持って本堂へ移動し、名前を呼ばれるまで待ちます。
お焼香と読経で供養します。
納骨・年次法要へ
納骨後は翌年4月に「年次納骨供養大法要」が営まれ、お骨佛の開眼供養を経て仏様の一部となります。
予約がいらないぶん、混雑する時期は時間に余裕をもって行くのがおすすめです。
一心寺の永代供養と一般的な永代供養の違い
「一心寺納骨」と、霊園などで一般的に言われる「永代供養」は、似ているようで仕組みが異なります。
費用感も変わるため、違いを知っておくと選びやすくなります。
- 納骨だけなら2〜5万円からと費用を抑えられる
- お骨佛として多くの人に拝まれ、お寺が供養を続けてくれる
- 宗派を問わず、檀家にならなくても申し込める
- 合祀のため、あとから遺骨を取り出すことはできない
- 受入れ制限があり、改葬後・全骨の遺骨は納められない
- 個別のお墓のように「我が家のお墓」という形は残らない
一般的な永代供養は、一定期間は個別に安置してから合祀する形式が多く、費用は供養先によって幅があります。
一心寺は最初からお骨佛として合祀される点が大きな違いです。
「個別安置の期間がほしい」「家族で一緒に入りたい」という希望があるなら、霊園の永代供養墓も合わせて検討するとよいでしょう。
希望する供養の形によって、向き不向きが変わってくるんですね。
合祀すると取り出せない、というのは家族にもきちんと伝えておかないと…。
一心寺に納骨できない場合の選択肢|全国対応の永代供養サービス3選
受入れ制限で一心寺が難しい場合や、近くで別の供養先を探したい場合は、全国の霊園・永代供養墓を比較できるサービスを使うと効率的です。
資料請求や見積もりが無料のものを中心に、3つ紹介します。
近場で通いやすい供養先が見つかるといいのですが…。

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一心寺の永代供養に関するよくある質問
納骨冥加料2〜5万円と永代供養冥加料20万円〜を合わせ、合計22万円ほどからが目安です。納骨だけなら2〜5万円から行えます。最新の金額は一心寺公式サイト(納骨とお骨佛)で確認してください。
大阪市天王寺区逢阪にあり、天王寺駅から徒歩約8分です。開門は朝9時から夕方4時まで、納骨堂は土日が定休のため、納骨は平日に訪れるのが確実です。
できません。2021年からの受入れ制限により、改葬(墓じまい後)の遺骨は骨壺の大きさに関係なく受け入れ不可です。粉骨しても納められないため、全国対応の永代供養サービスで別の供養先を探しましょう。
予約は不要で、当日の受付順に進みます。山門右手の受付・念佛堂で申込用紙に記入し、証明書の原本を提出すれば納骨できます。混雑時期は時間に余裕を持って訪れてください。
返却できません。納骨後すぐにお骨佛造立の準備に入るためです。合祀となり後から取り出せないため、家族とよく相談してから申し込むことが大切です。
永代祠堂(永代供養)を申し込むと33年間、年忌のご案内が届きます。命日に参詣がない場合はお寺が代わりに回向し、34年目以降は案内が止まります。
制度や手続きの詳細は一心寺公式サイトの冥加料改定のお知らせにも掲載されています。
改葬許可の手続きについては、お住まいの市区町村の窓口にも確認しておくと安心です。
気になる点は、申し込む前に公式サイトでも確認しておきたいですね。
まとめ|一心寺の永代供養を検討する前に
- 一心寺の費用は納骨冥加料2〜5万円+永代供養冥加料20万円〜=合計22万円ほどから
- 2021年から受入れ制限があり、改葬後・全骨・大きな骨壺は納められない
- 申込みは予約不要・当日受付順。納められた遺骨は返却できない
- 条件に合わない場合は全国対応の永代供養サービスで供養先を比較するのが近道
大切なご先祖のお骨をどう供養するかは、心苦しさも伴う大きな決断です。
一心寺は費用を抑えながら手厚く供養できる選択肢ですが、受入れ条件を満たすかどうかが分かれ道になります。
条件や気持ちと相談しながら、ご家族にとって納得のいく供養先を、前向きな終活の一歩として選んでいきましょう。

